N藤様太陽光発電システム設置工事
件名:N藤様太陽光発電システム設置工事
工事日:2009年11月
場所:寒河江市
家族数:3名
住宅:自己所有・一戸建て/二階建て
設置機器:Panasonic 多結晶型183W型×18枚=3.29kW
内容:
リーマンショック後の不景気の中、資産の運用に不安を感じたN様に対して、担当者はちょうど研修を受けたばかりの太陽光発電システムでの運用をお勧めしたのでした。N様はちょうど太陽光による発電システムに興味を持たれていたので、パナソニックの担当者とともに再度訪問し、システムの概要、今後の動向、売電の金額が24円から48円へ倍額等をお話し、私の方からは、環境への配慮、CO2削減、グリーン証券などの可能性などのお話もさせていただきました。
システムとしては、二階の屋根に載せられるだけ載せたいとの意向だったので、載せられるギリギリのラインで、なおかつ施工の安全性、メンテナンスのためのスペースなどを考慮し、183W型で18枚を見積りしたのでした。というのは、4kWにこだわると、210W型を21枚の方が良かったのですが、補助金(当時1kwあたり7万円)を受けるには、1kWあたりの工事費が70万円以下という縛りに、210W型ではオーバーしてしまうからでした。
問題点:
実は仕事スペースの建物は南北の寄せ棟でしたが、居住している建物は東西の寄せ棟でした。やはり、効率は南向きが一番ですので、その仕事場に太陽光パネルを設置し、居住している建物に電気を送るようにしております。接続箱と呼ばれる太陽光パネルで発電した電気をまとめるボックスまでを仕事場の建物に設置し、そこから配線を空中高架で渡し、居住している建物へ送りました。
また、パワーコンディショナーと呼ばれるDC/AC変換(直流の電気を交流に変換し、電気として使ったり売ったりできるようにする機械)。これは、かなりの発熱する機器ですので、隠蔽したり、閉鎖された空間に設置できません。そこで、分電盤からはちょっと離れた場所に設置するようにしました。
お客様のコメント:
「太陽光で発電した電気が見える」※太陽光システムを管理するのがエネルギーモニタ。なくとも発電や売電は出来ますが、やはりこれがあると、どのぐらい発電したのかとか、どのくらい売ったのかとか、わかるようになります。節電にも一役買いそうです。
「曇りでも発電するのね」
※曇りの日でも発電しています。薄い雪が積もっていても発電しているようです。ただし、強雨、降雪時には発電していないようです。なお、猛暑でかなりの好天続きの夏でしたが、一番発電した月は以外にも五月と七月でした。あまり暑いと発電効率が落ちるので、五月が良かったと思われます。
担当者談:
山形は雪国ですので、太陽光パネルがうまく発電するのか不安でした。でも、真冬でも発電しております。あとはパネルに積った雪の落雪とかの心配があり、東北ならではの悩みがあります。豪雪時の事も考えた工事が大事ですね。(No.3)