Panasonic ポケット吸入器 EW-KA30

EW-KA30

EW-KA30

発売日:2010年10月
メーカー:Panasonic(パナソニック)
品名:ポケット吸入器
型番:EW-KA30
価格:オープンプライス
発売時当店特価:¥4,750(税込)
※現在価格は当店にお問い合わせください。

レビュー

この商品は、9月頃パナソニック電工の担当セールスの方よりご紹介いただいたのですが、その時にはあまり必要性がなくて素通りした感じになってしまいました。ようやく、冬も本番という時期になって使ってみたところ、「!」と思うところがあってレビューを書いた次第です。

【そもそも、吸入器ってなに?】

吸入器(きゅうにゅうき)とは、主に呼吸器系の疾患を持つ患者が薬剤の吸入をしたり、スチームの吸入をしたりすることで、その症状の緩和を図る医療機器である。用途または構造によりネブライザーとスチーム吸入器とに大別でき、どちらも吸入器と呼ばれることがある。(Wikipediaより)

さらに

【スチーム吸入器とは?】

ネブライザーが薬剤の噴霧専用であるのに対し、これはスチームの噴霧を専門にする装置である。カゼや声の出しすぎ、タバコの吸いすぎなどでノドが痛いとき、または花粉症アレルギー性鼻炎などの鼻の症状を緩和させる目的で用いられることが多い。(Wikipediaより)

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というくだりからもわかるように、吸入器は医療機器の一つです。(この吸引器は医療機器認証済みです。ご安心ください。)

ネブライザーという名前を知らない方のためにご紹介しますと、そのネブライザーというのは薬剤を噴霧して吸い込ませるための機器です。そして、発作的な喘息を治めつつ炎症を抑えたり、治癒していく機器なのです。 実は私の息子は喘息を持っており、ネブライザーを自宅で購入しました。その購入のため、アレルギー性喘息などに関して悩みを持つ人たちのための会に入ったりしたこともあるのでした。

さて、今回の商品の目的は、公式ホームページで「効果・効能・・・咽喉の加湿・洗浄により、不快感の改善」とありますように、治癒のためということではなく、あくまでも「不快感の除去」。

※薬剤などは入れられませんので、真水を入れることになります。そして、水は毎日新しいのを入れてください。

EW6400P

EW6400P

しかも、Panasonicでは、今までも卓上の吸引器を発売してきました。たとえば、EW6400Pという、鼻をも包み込む卓上タイプがあります。通常、吸入器を自宅で使うとしたら、間違いなくこちらの方がお勧めです。というのは、この商品は、「のどイガイガモード」「鼻ムズムズモード」「鼻づまりモード」の三種類があり、そのモードに合わせて、スチームの大きさを変えて噴霧することができます。

つまり、喉だけではなく、鼻腔の加湿と洗浄ができるのです。

しかしながら、Panasonicがなぜこの新製品を投入してきたのか?

それは、持ち運びができるような小型化された商品だからなのです。

旅行先、会議の合間、セミナーや研修会など、花粉や乾燥する冬に大活躍です。

ポケットスチーマー EW-KA30とにかく小さいので驚きました。

ご覧の大きさです。さすがにZippoのライターよりは大きいですが、タバコよりは小さいです。携帯電話ぐらいの大きさというところでしょうか?電池は、アルカリ電池単4電池が2本です。

水をセットしてスイッチを入れると、2~3秒でミストが噴射されます。5秒ぐらいは古水を捨てるために噴射させておきます。その後、口を大きく開け「あー」と言いながら舌を少し出して、喉の奥、扁桃腺の上部を目がけて噴射します。少し、むせるときもありますが、喉が潤うのがわかります。1~2分ぐらいで完了です。

持ち運び時には、水タンクから水を抜き、噴射しなくなるまで電源をONにします。

ところで、電池式の吸入器ですが、過去にも発売しておりました。松下電工の商品で「霧ん児」といいました。単2電池が2本入るように設計されていました。

さすがに、この大きさではポケットには入らないようです。

また、使用する水について、「薬剤・薬液・食塩水・重曹水は使用しないでください」とあります。また、「故障の原意となるため、新しい水道水以外使用しないでください」「市販のペットボトルの水や井戸水は故障の原因となるため使用しないでください」ともあります。精製水がOKとは書いてないのは、新しい水道水=おそらく残留塩素があること、つまり衛生上の理由の様な気がします。ただ、カルキが多いとカルキが固まり、噴出す口をふさぐことがあるので、そのときは付属の針でお掃除するらしい。おそらく、ここらの水道水を使っている分にはあまり必要ないかもしれませんね。

使った感想は・・・・今時分の水はかなり冷たいので、ヒンヤリして気持よかったです。乾燥してガラガラなのも潤いますし、のど飴の舐め過ぎの時も洗い流してくれるような感じがします。でも、鼻の乾燥には役立たないのが残念かなぁ。

持ち運ぶ、新鮮な水道水があれば、そこでいつでも、喉を潤せる・・・そんな器具です。

【要望やら苦言など・・・】

ちょっと一言、

電池を入れるとき、+、-の表記はありますが判りにくいのと、タンクに水を入れてセットしてしまうと電池の入れ替えがしにくいということ。

ミストの大きさが40μmとなってますが、15μm以下になればもっと浸透が良くなるような気がします。まぁ、これは次回作への要望ということです。

あとは、ナノイー機能やら、鼻腔対応やら、温スチームなど要望は沢山ありますが、コンパクトと相反する機能になってしまうかもしれませんね。

また、吸入器をはじめ、加湿器や暖房器具などの季節商品は数量限定生産ですので、メーカーでなくなり次第、完売となります。定番商品になるほどヒット商品になるといいんですけどね。

【最後に】

私の顧客でもあるK氏は、「この吸入器を『目ざましテレビ』で見た!」と予約されました。多忙であるK氏は、会議やいろいろな場面で発言やプレゼンテーションをなさるということで、喉へのいたわりを気にされていました。持ち運びできて便利だということで選ばれたわけですが、当社でも初めての販売だということをお話しすると、

「俺がモニターだな」

なんて言いながらご購入されました。K氏が人身御供でも、人柱でもありませんが、もしこのコーナー見ているようであれば、ぜひ、ご意見や要望などお待ちしております(笑)

ところで・・・

私個人の意見としては、夏場はお顔へのミスト噴霧器へと早変わり!なんてことにできないかと企んでおります。

が、そのような使い方はメーカーも当店も推奨しておりませんので、予めご了承ください。


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