成長が目に見える
- 2011年 1月8日
- カテゴリー : 「セカイノカイノ」が行く! . つれづれ
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1月5日の定休日に家族でスキーに行ってきました。雪がない正月でしたが、幸いにも前日から雪も積り、スキー場にはちょうど良かったようです。
前の晩、準備のためへとへとな父親(私)とは対照的に子どもたちはワクワクです。
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ワクワクの原因・・・今年、三男が一年生でスキーを習うためそれまで二男が使っていたスキー道具一式を譲り受け、その二男は今度長男が使っていたスキー道具一式を譲り受け、その長男はスキーを新調することとなったのでした。そのため、子供たちはそれぞれが新しいスキーとスキー靴を使うことになり、特別にワクワクなのです。
それに加えて、三男は人生初のスキー靴のスキー(それまではミニスキーというプラスティックのスキーでした)なので、前の晩からスキー靴をはく練習を何回となく行い、準備万端なのでした。
私はそんな事情から、自分のスキーも含めて4本ものスキーのワックスがけをしないといけなくなり、スキーに行く前から腕が筋肉痛になりそうなぐらいへとへとなのです(泣)
さて、当日の朝。スキーの準備をしていると、待ちきれなくなった二男から、
「パパ、遅いですよ!早く準備して!」
とせかされます。
というのは、いつも「学校に遅れるぞ!いそげ!」とパパにどやされている次男なので、ここぞとばかりに敵討ちされるのでした。
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そうこうして、隣町の『Asahi 自然観』に到着しました。
初めての三男も、前日の練習の成果でしょうか?スキー靴の履き方はばっちりです。
さて、スキーを持ってゲレンデへ直行です!みんなのワクワク指数は最高潮!
平らなところでスキーを並べ履くことにしましたが、さすがに三男、スキーはなかなか履けません。
「パパ!うまくはけなぁい!」
という三男に履き方を教えながらも、ほぼ親がなんとか靴をスキーに装着させます。
今度は、
「パパ~、うまく歩けなぁい!」
といってます。なんとか、歩き方を教えながらゲレンデのスロープがあるところまで引っ張っていきます。
さすがに、テンションダウンの兆しが・・・
滑る気満々で来た三男ですが、いきなりゲレンデデビューさせるわけにはいきませんので、平らなところで歩く練習です。
最初歩く為のアドバイスをしましたが、なかなか言うことをききません。いや体が言うことをきかないのか?
そんな中、待ちきれない長男と二男のリフト券を買うために私はママに三男を預け、一旦その場を離れました。
お兄ちゃん達二人は、ある程度滑れられるようになってますし、リフトにも自分で乗ることができているようです。
そこで、二人をほったらかしにして、三男にマンツーマンで教えることにしました。
戻ってみると、三男は不満そうにしていました。歩く練習は楽しくないのか、ママに八つ当たりして嫌気をさしています。テンションはガタ落ち、ブルーな気分のようです。どうもゲレンデで練習したいようですな。
そこで、私はママからバトンタッチ。
ゲレンデには来ましたが、そこを滑ることなく、三男と歩いては登り、登っては滑り落ち、登っては転び、転んでは起き上がれなくなり、起きようとするとスキーが外れたり、スキーが外れると靴には雪がくっつき履けなくなり・・・そんなことの繰り返しでございます。
挙句の果てに、「足が痛い!」だの「暑くなってきた!」だの言っております。そうなると、父親というものはだんだんと「スパルタ方式指導」になるというもので、「痛くない!すぐに起き上がって!」とか、「何度言ったらわかるの?スキーの向きはこっちでしょ!」とエキサイティングモードに突入です。私もさすがに汗が滲んできました。
そんな時、我が社の従業員とその息子さんにばったり出会いました。彼らもスキーを滑りに来ていたようです。その息子さんは、三男と同じ年なのですが、ヘルメットをかぶり、直滑降気味ではありますが、暴走族いやスピード狂?ばりにガンガン滑って行きます。
「あの子、おまえさんと同じ年だってよ」
と三男の耳元で囁くと、
「ぼくと一緒?一年生?」
と聞き返してきます。その時、彼の瞳の奥でメラメラと燃えるものがあるように見えました。彼の何かスイッチが入ったのでしょうか?
そこからは俄然やる気を出して頑張るようになりました。私もそうなると教育方針を変え、「ほめちぎり指導方法」になります。
いつしか転ぶ回数も減り、滑る距離も伸びてきます。そうなると教えがいも出てきます、調子に乗って曲がり方も教えてみました。ぎこちなく最初は転んでおりましたが、いつしか曲がれるようになってきました。
滑っては転び、曲がっては転ぶ。それでも立ち上がり前へと突き進む・・・あぁ、まるで人生の様だ。七転び八起き、七転八倒、それでも立ち上がれ!立ちあがるんだジョー!立ち上がれニッポン!
でも、滑られるようになったのが楽しいんでしょうね。とてもうれしそうです。
子供ってすごいですね。スキーもうまく履けなかったのに、ものの数時間で歩いたり、登ったり、転んで立ち上がり、そして曲がれるようになる。この柔らかい成長がうらやましいです。
お兄ちゃん達は、さすがにうまく滑っているようです。滑りは固いなぁ。
二男は、何やってんだ?新雪に自ら突っ込んでいきます。チャレンジャーだな。
みんなでまた来ようね。
ん?三男は、「明日も来れる?」だって。
君たちは冬休みの宿題終わってないでしょうに!明後日から学校ですよ!
ナイスパパ!
ナイス三男坊!
ひでおさん
いえいえ、子供という生物がすごいんです。
私も子供時代にもどりたい!