Panasonic ブルーレイディーガ DMR-BZT815
発売日:2010年9月
メーカー:Panasonic(パナソニック)
品名:Blu-RayDIGA(ブルーレイディーガ)
型番:DMR-BZT815(ジャンプ先はBZT810のホームページです)
価格:オープンプライス
発売時当店特価:¥133,000(税込)→キャンペーン特価中!¥98,000(税込、商圏内配達、設置、設定、説明料込)
※現在価格は当店にお問い合わせください。
レビュー
9月発売ですが、11月~12月(※好評につき1月まで延長予定。その前に売り切れたらすいません)で、当社はDIGAの大キャンペーン中。そのため、改めてご紹介します。
だいぶ中身のモデルチェンジが進んだ感じがします。今までお持ちいただいた皆さんにも、さらにもう一台!とお勧めできる機種となりました。なお、専門店専用モデルDMR-BZT815でご紹介しますが、基本性能は810と同等です。
【これぞオススメ!】
DIGAとしてはかなり進化しました。スピーディで感覚的、そして機能充実といった感じがあります。
●録画機能
内蔵しているHDD(ハードディスク)は1TBです。HZモードと呼ばれる15倍モードが搭載されています。(24Mbps:DRモード比)そこまで落とさなくても、HLモードでも500時間ほど録画できるのでもはやメディアサーバーになりそうです。ただし、これぐらい大容量になると、壊れた時のショックはは計り知れないので、こまめにディスクに移しておきましょう。と言っても、HDDが壊れたお客様の所にお邪魔すると、「バックアップしようと思っていたところだった・・・」と口を揃えたようにお聞きしますが・・・
チューナーは3チューナーで、スカパーHDと繋げば、4番組同時録画できる優れものとうたわれております。しかし、こんなに録画がかち合う事があるのでしょうか?そこは疑問です。ただ、便利だと思うのは、そのぐらいの性能があるので、2番組同時録画(これはかなりの確率で起きます)しているときに、過去に録画した番組を見ても録画モードがDRモードに移らなくてすみます。特に、お部屋ジャンプリンク機能でリモート操作している場合もあるので、レコーダーの足回り性能とも言える録画再生機能のレベルが高いのはかなりプラスの印象を受けます。映像も綺麗です。(お客様宅での話ですが、古いVIERAに繋いだら、DIGAを経由したほうが綺麗だと言われました。)
今回、無線LANのアンテナを積んでいるBZT815は、リモコンも無線対応に出来ます。これで、わざわざDIGAにリモコンを向ける必要性がなくなるのと、他の録画機器を誤動作させたりする危険性もなくなります。これは素晴らしいです。
また、カーソルキーと決定キーがスライドパッド化しています。番組表などを見るときに、フラットな面を指でなぞるだけで高速にスクロールしていきます。スマートフォンをヒント作ったのでしょうか?面白い試みです。もう少し進化しそうです。
ちなみに、iPhoneなどスマートフォンのアプリに『Beetle』(ビイトル)というアプリがあり、これでネットワークにつないだお部屋ジャンプリンク対応のDIGAをリモート操作出来たりもします。スマートフォンアプリ恐るべし。
また、ワンタッチ予約ボタンで、録画予約や修正もらくらくです。
●お部屋ジャンプリンク
DLNAと呼ばれるネットワーク内での動画やファイルなどの共有するという規格の拡張したものです。パナソニックのお部屋ジャンプリンク機能であれば、自宅内のLANを利用して、例えば、二階の対応テレビで一階にあるDIGAで録画した番組をリモコン操作で見られるようになります。また、DIGAで録った番組をお部屋ジャンプリンク機能の付いたDIGAでも操作したり見たり消したりも可能です。(この機能を使うには、それぞれの設定が必要となります)
便利な機能なのですが、設定の煩雑さや機能を理解していなくてあまり使われていないかもしれません。でも、使い方によってはとても便利です。自宅での話ですが、過去にご紹介したBW695に撮りだめした番組やムービーで撮った動画などを、寝室のBZT815で操作して見ることもやっています。ですから、同じ時刻に同じ番組をそれぞれのDIGAで録画する必要性もなくなりますし、WOWOWのような有料番組の場合、片方で録ったものを共有できるので無駄がありません。これはすごくいいです。
わが家では、BW695とBZT815で5チューナー、SONYのレコーダーもあるので合わせて7チューナーの録画が現在可能です・・・(笑)
また、放送変換機能も便利です。例えば、片方でBSを見ていて、もう片方では見られない場合でも、お部屋ジャンプリンク機能で相手のBS放送を見ることができるようになります。ただし、チューナーをひとつ使うのでご注意。
ちなみに、この応用でいくとWOWOW放送を契約しているBCASカードが一枚でも放送を共有できることになります。ここで疑問が湧いてきました。WOWOWの1と2を同時刻に共有できるのか?WOWOW視聴中にWOWOWを放送変換できるのか?という疑問です。これは今度自宅にて検証してみます。
余談ですが、このお部屋ジャンプリンク機能、妖しい番組を残して置けないお父様にはちょっと不評になる可能性があります。その件については、当社では責任は持てません(汗)
まだまだ、いろんな機能が隠されています。その一部をご紹介!
◎新スタートメニュー・・・アイコン化されたメニューにリニューアルしました。直感的にわかりやすくていいですね。
◎3D対応・・・3Dのディスク再生や放送にも対応してますし、2Dに変換して見ることも可能です。
◎100GB対応・・・ブルーレイディスクの新フォーマット「BDXLTM」に対応。3層式(100GB)ブルーレイディスクに約130時間(HZモード録画時)
◎1.3倍速音声付き再生・・・通常の早送りだと声がでませんが、パナソニックでは音の出る早送り機能を昔から搭載しています。使われているからずっと搭載されているのでしょうね。
◎1080/24p、1080/60p対応・・・毎秒60フレーム、毎秒24フレームのプログレッシブハイビジョン出力対応により、ハイビジョン映像をさらに高精細で美しく再生します。(1080/24p出力は、24pで記録されたBDビデオとDVDビデオの再生時、24pハイビジョン放送時に有効。)
◎音声読み上げ機能・・・かんたんサポート画面、番組表や選局などの操作時に、放送局名や番組名などを音声で案内します。
【最後に】
進化の度合いが素晴らしい名機となりうるDIGAですね。現に、いろいろな雑誌でも表彰を受けているようです。ただし、まだまだ進化して欲しい面があります。
一つは、カテゴリーが中途半端。録画した番組を自分の好きなカテゴリーでくくれるわけですが、録画時点でカテゴリーを簡単に登録できるのはSONYの方が便利です。また、カテゴリーの種類も多いです。
そして、前述でもありましたが、子供に見せたくないような番組、奥様なら旦那に見せたくない番組(ショッピングや韓流など)をブラックボックス化できないかどうかです。番組ごとにロックまたは隠せる事ができれば、お部屋ジャンプリンク機能で覗き見られても問題ないかと思います。
リモコンについては、せっかく好評のフラットパネルの部分ですが、決定ボタンが押しにくいのが惜しいです。というか、私のように指の太い人が押すとフラットにならず、必ず上か下に押されてしまいます。何かコツがあるのでしょうかね?
他にもいろいろと長所や短所がありますが、そこら辺は、次の機会に!
総合的に言って、かなりの押しで 『買い!』 です。
ただし、設定などはネットワークの知識、LANや無線LANの機器の知識、DIGAやVIERAの知識なども必要になるので、近くの電器屋さん、できればカイノ電器をよろしくお願いします~