【電力小売の自由化】って?
- 2016年 2月25日
- カテゴリー : 「セカイノカイノ」が行く! . 業界話 . 環境
- コメントを書く
平成28年4月1日から電力小売の全面自由化が開始されます。
「小売の自由化ってことは、電気料金が安くなるの?」
と早合点しそうですが、そう簡単ではなさそうです。慌てて新しい料金を申し込む前にご一考いただければと思います。
※現時点の内容です。時間とともに内容は変化していきますのでご注意ください。
『何もしなくていい』
4月1日から新しく契約しないと電気が流れないということはありません。そういう売り込みで電話勧誘きたら、詐欺です。何もしなくも、今の電力会社との契約は解約されることはありません。
『新しい契約は安い?』
そもそも、電気料金にはいろいろなカラクリ仕組みがあり、すでに安くなっている契約をされている方もいます。その方が、新しい契約に動かすことで高くなる場合もあります。
また、お客様の生活スタイルによっては、現在よりも安くなる場合もあります。
『小売の選択』
自由化による小売選択の要件は
・電気料金が安くなる
・電話料金が安くなる
・ガス料金が安くなる
・ポイントがつく
・その他各社のサービスを受けられる
・高いけど考え方が好き
など。各社選択のあり方は、ユーザーの考え方で変わってきます。必ずしも電気料金の値下げだけがメリットではないのです。
『スマートメーター』
電気メーターがデジタル式のスマートメーターが設置されていないと申し込めないプラン等もあるので、その場合はメーター切り替え工事が必要になります。基本的に無料ですが、売電メーターをお使いの方は有料になる場合があります。
『変化する電気料金』
新しい料金プランでは、使った量でなく、時間帯により電気料金が変わることもあります。
また、一番使った電気量で年間の基本料金が決まるプランもあります。
また、電気工事の方法で選べないプランもあります。
このあたり、口車に乗せられて誘導された料金プランに加入すると痛い目にあいます。
『電器店のメリット?』
もちろん電気のプロとして、電機機器販売のプロとしてこの電力小売自由化の説明がお客様に貢献する事になります。
また、オール電化だけでなく再生可能エネルギーや化石エネルギーなど幅広い選択肢でのお客様のライフスタイルにあわせた料金プランと機器の提案が出来ます。
また、新しい発電会社と契約するよりも、おうちで太陽光で発電するのが安い場合もあるかもしれません。
もちろん、省エネ機器、太陽光発電やエコキュートなどの電化設備、ペレットストーブなどの再生可能エネルギー機器の販売と点検、修理がメインですが、いろいろなコンサルタントできるように勉強しております。