大江町におけるブロードバンド化促進のための調査研究
- 2010年 2月10日
- カテゴリー : 「セカイノカイノ」が行く! . 地域活動
- コメントを書く
来年度から本格的工事が入る大江町の光ファイバー敷設事業。
・・・・・・・・
昨日2月9日、ふれあい会館にて住民への説明会がありました。
そこでは、今までの経緯とこれからについて、総務省東北総合通信局の局長や山形大学の教授、助教授が来て説明をしてくれました。
(ここからはマニアックな話ですので、苦手な方は下まで飛ばして読んでください)
.。.:*・゚☆.。.:*・゚★.。.:* ☆.。.:*.。.
その概略を申し上げますと、
現在、大江町のインターネット事情は、電話番号の市内「62」局では47MBのADSLが使えます。ただ、大江町はひょろ長い地形をしていますので、距離に反比例してスピードが落ちるADSLでは、大してスピードが出ないというのが現状です。また、「64」局地域では、いまだにISDNしかできません。じゃ、モバイルはどうかというと、ソフトバンクは本郷地域までしか届かず、ちょっとでも山の陰に入ると電波が届きません。FOMAとauは、相互乗り入れして柳川地域で使えますが、ブロードバンド利用には適してはおりません。つまり、大江町民は、ネット難民化しているのであります。
じゃ、NTTが無条件で光ファイバーを敷設してくれるかというと、そうは簡単にいきません。NTT東日本の単独事業で不採算地域に光ファイバーを敷設することはありません。
ただ、国からの補助金などを申請し、許可を得た自治体へは、インフラ分の補助がもらえるので、割に早く導入できています。朝日町は、町全体のほとんどがISDNだったこともあって早々に国の補助金がもらえ、あっという間に光ファイバー化したのでした。ですが、大江町の場合は、すでにADSLが入っていた為にかえって遅くなってしまいました。
今回、過疎地域でのブロードバンドの活用、教育へのブロードバンド活用、観光施設などのホットポイント化によりユーザーへの便宜、ビジネスユースで使えるレベルのブロードバンド化などの指名を受けて、総務省と民間企業、山形大学、大江町という「産・官・学」の事業に発展したのでした。
具体的には、
平成22年度より光ファイバーを段階的に敷設し、柳川地区までの幹線を光ファイバー化する。そして、枝派に分かれて、光ファイバーのインフラなどを設けられない地域については、無線によるブロードバンド化を図り、しかも衛星通信による下りのハイスピードでのサービス提供を得ることができるそうです。
また、交流ステーションや各温泉施設などではホットポイントが設けられ、役場の議会中継や日本一公園や大山自然公園からのライブ映像が配信されるようになるということです。
.。.:*・゚☆.。.:*・゚★.。.:* ☆.。.:*.。.
(はい、難しい話おわり)
先日も実験で、本郷東小学校と役場と交流ステーションと県庁を結んでの「ブロードバンドとはなんぞや?」「ブロードバンドだとこんなことができる!」というレベルからの実験を行いました。
そして、今日の説明会となったわけです。
山形大学の教授から簡単な経緯説明があった後、助教授によるブロードバンドの説明がありました。
しかし、その助教授の話のマニアックなこと・・・。山形大学工学部の成り立ちから、インターネットとはどういうものなのかとか、これからは「認証」が大事になる!とか、まるっきり住民をおいてけぼりの説明になってしまいました。
また、町からの実験のまとめと、これからの展望とかも報告や提案がありました。
しかし、私個人としては、これを使って何をする?なんてことがあまり取り上げられてないし、金のかかる事ばかりのわりに、将来無駄になりそうなシステム導入などが気になります。
もっともっと、簡易に、安価で、楽しく活用できると思うのですが?
ということで、
☆★☆ 海野社長の「勝手にブロードバンド活用提案!」 ☆★☆
その1 「学校の行事をブロードバンドを使って、中継する!」
今、USTREAMなどのような、無料で中継できるサイトもあるし、Liveカメラなども使って運動会やら入学式やら卒業式やら、そういったイベントを中継すると、現地に来れない人たちにも見せることができていいかも!さらには、授業参観もLive中継!
そういうサービスがいいので、転居してくる人たちが増えないかなぁ(笑)
その2 「学校の授業をLive中継で!」
これなら、柳川の七軒西小学校跡地でも、左沢小学校の中継を見ることで授業が受けられます。
やりようによっては、都会の学校の有名先生の授業なども受けられて、学生のレベルアップ、山形東高校への進学率アップ、東大への合格率アップ、ノーベル賞学者が生まれるかも?
その評判を聞きつけて、人口が増えないかなぁ(苦笑)
その3 「過疎地域を開放して、ホームオフィス型の共同施設をビジネス拠点とする」
起業したい人たちに、現在使ってない学校や公民館などの施設を開放し、ブロードバンドの使えるビジネスオフィスとして割安に賃貸する。本社所在地が大江町となれば、企業の税収も入るのでおいしい。うまくいけば、雇用の捻出になるかもしれない。
町で働く人増えないかなぁ(涙)
その4 「商店街と顔を合わせたお付き合い」
電話でなくて、Skypeのようなビデオを使える電話ソフトを使って、商店街と顔を合わせた買い物ができる。
最初に、肉屋さんに電話して、中継を見ながらいつものお肉と並べてある惣菜から気に入ったものを注文する。八百屋さんに電話して中継を見ながら新鮮な野菜を注文する。魚屋さんで、お魚を。薬屋さんで薬を。電器屋さんで電池と電球を・・・・・そして、最後に宅配サービスがすべての商品をまとめて、そのお客様に即日配達する。
便利ですし、買い回りする手間が省けていいかも。
商店街で買い物する人増えないかなぁ。(悲哀)
.。.:*・゚☆.。.:*・゚★.。.:* ☆.。.:*.。.
独断と偏見に基づく個人的な提案でした。また、思い出しましたら、そのうちにでも。
こんにちは、たろーです。
かなり難しい内容のブログ書いてますね(笑)
実は小豆島には光ファイバー来てません。
今後も予定無いそうです。
そちらは工事がはじまるんですね。いいなぁ?。
すすむ社長もちーちゃんも、あまりブログ更新されてないんですか?
更新されていれば、コメント入れますよ♪
>たろーさん
いやぁ。コメント見落とししておりました。すいません。
小豆島も光になるのはいつの日でしょうかね?
ブログ更新は月一ペースかなぁ。暇だとたくさん書きたいと思いますが、手が回らないと全くの御無沙汰みたいで(^^;
こんなんでよかったら、ご愛読くださいませ。