晴れの日
- 2011年 3月19日
- カテゴリー : ETC . 「セカイノカイノ」が行く! . つれづれ
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昨日、息子たちが通う小学校の卒業式がありました。私は、PTAの役員としてお招きいただき、参加しました。
大雪の後なので、通常なら車で行くところでしたが、ガソリン不足の今、徒歩で学校に向かいました。
私は大江店でスカイプ朝礼をして、その後小学校へ。
やはり、徒歩で参加される来賓の皆様が多かったのが印象的でした。
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あれから、一週間が経ちました。
3月11日の震災時、子供たちは一年生を除き、全員が体育館に集められたのだと、五年生と三年生になる息子たちが言っていました。その集まった体育館は昨年建て替えられたばかりでかなりの震度にも耐えうる構造になっているといいます。
町長曰く、わが町では最強との事でした。その後、余震が落ち着くまで生徒と先生方はここに待機し、集団下校にて帰らせたのでした。
親たちが車で駆けつけ、わが子を引き渡すように迫った場面もあるとのこと。でも、集団下校(先生方がちゃんと送ります)で帰すと毅然とした態度で望んだとのことでした。
こういうパニック時に身勝手な行動をすると集団での体をなさなくなってしまうのと、幼い子が多くいる中で高学年が抜けてしまったらこの集団を誰が面倒みるのか?ということになってしまいます。
ただ、親として、わが子の無事を確認し、いち早く手元に置いておきたいという心理もわかります。
日本人は、集団での規律がしっかりしているから、落ち着いて行動していると言われています。この度の未曽有の大惨事でも、取り乱さずそれぞれの役割を果たし、ルールや規律に沿って行動しているので秩序が守られていますし、ゆずり合いもできるのだと思います。そこが海外からの評価が高い理由かもしれません。
思いやり、心配り、気遣いを通して、自分よりも弱者を守る。そんなことができるのだと思います。
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わずか数十キロしか違わない太平洋側では卒業式をあげられない子供たちがいます。また、ランドセルが散乱し、子供たちの靴や道具が散らばっている写真からもわかるように、子供たちの犠牲も数多く出ました。生活は大変ですが、卒業する子供たちに夢を与えて送り出したいものだと思いました。
この地震と津波の怖さを体験したこの子たちは、20年から30年後には日本の屋台骨を支える人材になっているはずです。もっともっとがむしゃらに勉学に励み、知識を蓄え、グローバル化した世界に対応し、将来の日本を、東北を支える力になってほしいと切に思いました。
こんな大変な時期だからこそ、卒業し祝ってもらえる喜びを噛み締めてください。今年卒業されるみなさん、本当に卒業おめでとう。