あれから一カ月
- 2011年 4月10日
- カテゴリー : ETC . 「セカイノカイノ」が行く! . 環境
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3月11日に起った本震。4月7日に起った余震。未曾有の大災害となった東日本大震災。もう大きな余震はないだろうと思っていた矢先の大きな余震。このような余震は、これから一年、いや数年間にわたって起こる可能性があると地震学者が言う。
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日本は地震の活動時期に入ったとする地震学者。地殻変動が地球規模で起こっているとする専門家。大地震後、全国の20の火山が活動を始めたとする火山学者。
今回の余震は予測されていた「宮城県沖地震」とは違うという地震調査委員会。これから10年のうちに発生する確率が30-40%、30年のうちに発生する確率80-90%といわれるM8.0と言われている「宮城県沖地震」はまだ起っていないのだ。
山形にもここ30年で起こる確率8%と言われる山形盆地断層帯と呼ばれる活断層がある。
想定外の事が想像を超える事態が次々と起こったことで、すべての想定外の事があたかも現実に起ってしまうかのように感じられてしまう。それとともに、今まで我々が信じてきた科学、技術、理論、専門家の声すら、疑い、信じられなくなってしまった。
でも、今という現実を放棄してはいけないと思う。我々は、あるがままに受け止め、必死に今を逃げずに生きていかねばならないし、我慢して耐えなければならない。何千年前から日本人は何度もそうしてきたはずだ。そう、戦後の貧困の時代に、我々の先祖が耐えて、乗り越えてきた試練を我々も受けなければならない。
これから我々を支えるのは、西洋の科学でもなんでもない。我々が古来から培ってきた精神。そう、人の心だと思う。その心があれば、65年前ゼロから今までの社会を作り上げてきたように、長い時間をかけて平和な社会がまたできるかもしれない。
みんなで、あの頃の日本人に戻ろう。
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参考資料
「7日夜のM7・1「宮城県沖地震とは異なる」(Yomiuri Online)
「大きな余震 地震活動期に警戒強めよ」(産経ニュース)
「大震災後、全国20火山で地震活動が活発化」(Yomiuri Online)
「山形盆地断層帯」(地震調査研究推進本部)