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二代目:『海野健治』 Episode1

二代目社長である海野健治は、昭和13年12月、創業者:海野俊治となつゑとの間に長男として生まれた。
もともと健治は、ラジオなどの電化製品の中で育ったので、メカいじりは嫌いでなかった。
中学校時代には家電製品の修理を覚え、高校時代には授業中であっても修理や配達のため家に呼び戻されるような学校生活だった。

また、健治は夢中になると、それに没頭する気質であった。若い頃は、釣りや山、音楽鑑賞などに没頭した。そういう数々の趣味の中で、ライフワークなっていったのは「カメラ」だった。 続きを読む


『ラヂオの頃』:1936年

まだラジオが「ラヂオ」だった頃の写真が出てきました。創業者が、昭和11年に受けたラヂオ技術講習会の記念撮影の写真です。 続きを読む


『店舗の建て替え』~1963年の電器店~

二代目:海野健治が海野ラジオ店に入社すると、店舗(現在の大江店)の改装をまず行った。土間を直したり、看板を掛替えしたり、扉を直したりした。しかし、古い木造の建物のままでは、限界を感じていた。 続きを読む


『初荷』

初荷の風景

『初荷の風景』(昭和36年/1961年頃)

いつの頃からだろうか?

故松下幸之助の起こした松下電器産業(現パナソニック)は「初荷」を盛大に行っていた。 続きを読む


創業者:『海野俊治』

昭和35年6月9日 海野俊治と柏倉茂雄

昭和35年6月9日 創業者:海野俊治と従業員第一号:柏倉茂雄 (健治撮影)

創業者:海野俊治は、1903年(明治36年)7月7日、海野貞蔵と美津の息子として生を預かった。幼少の頃は、現在の寒河江市金谷の大沼家に学校に入るまで預けられたりしていた。その後、尋常小学校に入学するため左沢に戻り、1917年(大正6年)に尋常高等小学校を卒業した。そして、その後は山形市内の酒問屋で番頭として働くことになった。
しかし、元来、新しい物好きの俊治は、酒の卸業に興味を見いだせなかった。そして1923年頃(大正13年)、20歳の徴兵検査を終えたあと、東京へと旅立つ。 続きを読む