3Dテレビってどうなの?

話題の3Dテレビですが、「巷では評判でも現物を見るといまいち・・・」なのか、それとも「下馬評通りすごいものなのか」どうなんでしょうね。2Dか3Dか悩んでいるみなさまのご参考になればと思います。

.。.:*・゚☆.。.:*・゚★.。.:* ☆.。.:*.。.

実は、私が今発売になっている方式の3Dテレビを見たのは、昨年10月のCEATECでのこと。

確かに、各メーカーとも「3D!」「3D!」と騒いでおりましたが、正直「そんなに騒ぐこともないんじゃないの?」と思っていました。

私が考えていた3Dテレビと言うのは、古くは赤と青のセロファンを張り、厚紙で作った自家製3D眼鏡での「オズの魔法使い」や「家なき子」のレベルだったのかもしれません。

「物が立体に見えるぐらいのものに誰がお金を払うのかな?」「一部のマニアやゲームファンぐらいにしか売れないんじゃない?」といった、斜に構えた感じの意見でした。

で、見た感想ですが、Panasonicの試作機の映像のでき具合にビックリしました。恥ずかしながら、思わず手が出ました(笑)

そうなんです、物が立体に見えるだけじゃなくて、飛び出してくるんです。

他のSONYやシャープも見てみました。立体感はさすがにPanasonicほどじゃなかったんですが、それでもすごいレベルです。SONYの場合には、ゲーム機の3D化だったので、コンテンツさえよければもっと迫力あったのかもしれません。

ともかく、あのユニバーサルスタジオで見た、「ターミネーター3D」の感覚だったのです。

3Dテレビのイメージま、あの3Dアトラクションを見ていないと、感動はわからないかもしれませんが、目の前にあり得ないものが存在するのです。触りたくなります。

「そっか!あのユニバーサルスタジオの感動がお茶の間に!」と納得した私は、わりと3D肯定派に傾いたのでした。

ですから、話のタネとして、好みや合う合わないがあるかもしれませんが、ぜひ多くの方々に「3D」を体験して頂きたいと思っています。

.。.:*・゚☆.。.:*・゚★.。.:* ☆.。.:*.。.

このようにして、ようやく発売になった3Dテレビですが、当初は電器店も消極的で、展示していなかったお店も多かったと聞きます。

ちょっとだけ「3D信者」になった私は、逆に積極的に、お客様もそうですが実のところ、従業員に見せたくて、展示するお店としてすぐに準備にかかりました。

お店のレイアウトを変え、特設コーナーを作り、実際に体験してみました。従業員達は、研修会ですでに見てきましたが、色々な3Dのコンテンツの中に、「おぉっ!」というシーンもあり、反応は上々でした。

そして、3D発売になった週末、大きな告知もしませんでしたが、3Dを体験しようとするお客様が大勢見えられました。こんな経験は、今までありません。反響の大きさにびっくりしました。

おそらく、「テレビが白黒からカラーになった」ぐらいのインパクトがあるような気がします。(私は経験してないので、経験した人の感想)

ちなみに、ハイビジョン化なったときには、こんな騒動はありませんでした。

子供たちの反応も素直で、素敵です。メガネをかけて、画面を見た途端、手を前に出して捕まえようとし始めます(笑)

「子供って素敵!」

3Dメガネのイメージ

.。.:*・゚☆.。.:*・゚★.。.:* ☆.。.:*.。.

ただ、皆さんが口々に言うのは、

「メガネがね・・・」

そう、メガネがとっても邪魔らしいのです。

パナソニックのメガネは、軽いし、メガネをしていても問題ないし、違和感はないのですが、みなさんが鬱陶しいみたいですね。

でも、メガネをかけない3Dテレビは、今の段階ではただの立体に見えるホログラフ見たいな映像を映すテレビです。立体的に見えますが、飛び出してはきません。

小さいモニターならそれでもいいですが、大迫力の臨場感が欲しい場合には、メガネは手離せないようです。

蛇足ですが、先日、リアル3D方式の映画を見に行ってきましたが、その時にもらえる3Dメガネはひどかった。メガネの上にかけるとずれてくるので押さえていないといけません。

それから比べれば、このメガネ、とっても素晴らしいできなんですが。

.。.:*・゚☆.。.:*・゚★.。.:* ☆.。.:*.。.

この3Dという技術は、一口に3Dと言ってもいろんな方式があります。

簡単にいえば、左から入ってくる映像と右から入ってくる映像をそれぞれの目で見ることができれば、人間はその映像を立体として捉えます。

よく雑誌とかでもステレオグラムという立体視できるコーナーがありますが、平行視や交差視という裸眼でも立体に見えるものがあります。

それでは、目が疲れてしまうので、メガネが代わりにシャッターを閉じたり開いたりして、左目には左目用の画像だけ、右目には右目用の画像だけ写すようにします。

それが、フレームシーケンシャル方式という、パナソニックがとった方式です。

家電業界は、Blu-Rayにその3D技術のフォーマットを統一化しました。それは、フルハイビジョンの画像を高速に交互に映しだし、高画質かつ立体的に映せる技術となりました。(パソコンで言う重いデータ処理のため、かなりハードな事をやっているらしい)

今のデジタル放送技術では、BS11でやっている3Dテレビ番組の「サイドバイサイド方式」だと、放送では二枚の絵を二分割で送るぐらいしかできないらしく、ハイビジョンの半分の画質しか解像度はありません。

つまり、放送では、現在500本程度の解像度ですが、Blu-Rayの3Dソフトが出てくると、1920本の解像度で映るようになるのです。

だから、きれいな3Dなんですよ?。

.。.:*・゚☆.。.:*・゚★.。.:* ☆.。.:*.。.

まー。長々と説明しましたが、要は、3Dテレビとか3D技術が気になる方は、Blu-Rayレコーダー買うなら3D対応のものを、地デジハイビジョンテレビ買うなら、3D対応のものを買っておけば、いずれメガネやテレビまたはレコーダーを買い足すだけで3Dシアターがお茶の間にやってくるのです。

そう将来を考えた一般ユーザーには、どうせ買うなら「3D対応」のものをと考え、今の人気になっているようです。

映画やスポーツ、ゲーム、旅行番組などの娯楽系には3Dテレビ。ドラマやニュースなどだったら、2Dでもいいのかなぁ。でも、i.phoneだって、売れているうちに新しいコンテンツが開発され、今の人気になりました。

3Dだって、何が大化けして大人気になるかわかりません。

あなたは、どっちをとります?


コメント 停止中