宮城県亘理町
- 2011年 3月29日
- カテゴリー : ETC . 「セカイノカイノ」が行く! . 地域活動
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亘理町(わたりちょう)は宮城県の南部に位置し、福島県の相馬市に近いところにあります。人口三万五千人ぐらいの町で、私の住んでいる山形県の大江町とは友好関係にあり、味覚まつりでは海産物などの町産物の販売などの交流があります。
何年か前に相馬市へ仕事で行った事があるのですが、亘理町は、「鳥の海」という海際の温泉施設や古代蓮「大賀蓮」などの印象が強く、今でもそのキレイな海沿いの風景を思い出します。
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たまたま、仕事で役場を訪れたら町長と少々お話しする機会をいただけました。その中で、先日、その亘理町に救援物資を持っていったときの話を聴くことができました。
名取市の空港周辺は、未だに幾千台もの車が転がっているということ。道を流木が遮り、まだまだ安心して通行できるわけではないということ。風光明媚な場所であったが、言葉に表せないような状況であったということでした。
やはり多くの方々が犠牲になっており、その数すら把握できていないようです。亡くなった方は、遺体が見つかっただけで200人を越えているとのことでした。
岩沼市や相馬市もかなり被害にあっていますが、調べてみると、その近隣の宮城県の山元町、福島県の新地町など報道には出てきませんが被害にあった町がたくさんあります。山元町は人口が一万六千人ぐらいですが、すでに亡くなった方は五百人を超えています。新地町も八千三百人ぐらいの町ですが、一割ぐらいの方が亡くなっているのではないでしょうか?
その亘理町の被害状況を写真にとってホームページに公開されている方もいます。(下枝氏)
他の町の被害状況などもアップしているようです。町長の話とその凄まじい写真の数々を照らし合わせて、改めて津波の恐怖を感じたのでした。
山に囲まれて暮らしている我々には津波の概念がなかったのですが、それでも十分に津波に対しての怖さが伝わってきます。
大江町でも、いろいろな事を考えているようです。私も微力ながら手伝えることがあれば手伝わせていただきたいと思ったのでした。